医学系学術誌がタバコ業界による研究を永久追放

(2013年10月) 医学・科学などの学術誌をいくつも発刊している BMJ Group(British Medical Journal Group)という英国の出版社が、タバコ業界が一部でも資金を提供した研究を掲載しないという方針を打ち出しました。

タバコ業界がタバコ製品のリスクを過小に評価する姿勢を一向に改めようとしないのが原因です。 これまでに掲載されてきた研究の中には、タバコ業界が直接的に資金を提供していなくても、タバコ業界が背後に存在する団体が行った研究もありました。

他の学術系出版社では、PLOS Medicine が 2010年に、The American Thoracic Society が 1995年に同様のタバコ業界排除を行っています。

英国では 2013年7月に、英国において煙草のパッケージにプレイン・パッケージ(病気になった喫煙者などの写真の貼られた気持ちの悪いパッケージ)を導入しようとする政府の動きが潰された背後に、煙草メーカーであるフィリップ・モリス社の暗躍があったことが暴露されています。 フィリップ・モリス社から流出した機密文書のおかげで、同社がプレイン・パッケージ導入に反対していると思われる政治家や官僚に対して巧妙なロビー活動を行っていたことが明らかになったのです。

BMJ Group によるタバコ業界排除の決定は、この事件に後押しされた可能性もあります。

専門家の話では、アルコール(お酒)業界や食品業界もタバコ業界と同じように研究結果を歪めている疑惑があります。 適度の飲酒が健康に良いという結果になった研究をちょくちょく見かけますが、アルコール業界の資金提供で行われたものもあるんでしょうね。