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赤身肉で増加する大腸ガンのリスクが、難消化性デンプンで元に戻る?

(2014年8月) "Cancer Prevention Research" 誌に掲載されたオーストラリアの研究によると、難消化性デンプンと呼ばれる食物繊維を摂ることで、赤身の肉を食べることにより増加する大腸ガンのリスク増加を抑制できるかもしれません。

研究の方法
50~75才の健康な男女23人(男性17人、女性6人)を2つのグループに分けて4週間にわたって、①赤身の肉(300g)だけ、または②赤身の肉&酢酸エステル化(*)した難消化性デンプン(40g)のいずれかを食べてもらいました。
(*)善玉菌のエサとなる第三の食物繊維 - 難消化性デンプン」によると、腸内細菌が難消化性デンプンをエサとして作り出すのが酪酸エステルで、この酪酸エステルが腸内の健康を促進してくれます。

そして、4週間の空白期間を設けた後、各々のグループに今度はもう一方の食事(①⇔②)を4週間にわたって続けてもらいました。

結果

赤身の肉だけを食べたときには、直腸組織において "miR-17-92" と呼ばれる遺伝子分子の量が30%増加し、これに関連する細胞増殖の増加も見られたのですが、難消化性デンプンを赤身の肉と同時に食べたときには miR-17-92 の量が当初の水準に戻っていました。

コメント
研究者は次のように述べています:
「赤身の肉と難消化性デンプンは、大腸ガンを促進する miR-17-92 クラスターに対して、反対の作用を持っています。 今回の結果により、赤身肉に起因する大腸ガンのリスクを低減するのに難消化性デンプンが有効である可能性が示唆されます」