食品容器によく使われる化学物質BPAで胎児に異常

(2012年9月) ワシントン州立大学の研究で、ビスフェノールA(BPA)という化学物質が女性の生殖系をかく乱しするために、卵子の染色体へのダメージ・流産・先天異常(奇形)のリスクが増加するという結果になりました。
研究の方法

妊娠中の赤毛猿(生殖系が最もヒトに似ている)をBPAに暴露させて、メスの胎児の生殖系がBPAにどのように影響されるかを調べました。 実験では、赤毛猿たちにBPAを毎日投与するか、または継続的にBPAに暴露させました。

結果

BPAに暴露させられたメス猿では、卵子発達の最初期の段階から卵子が適切に分割しませんでした。 染色体に異常のある有精卵は最後まで育つことが滅多になく、流産や奇形児の原因になります。

さらに、BPAに継続的に暴露された赤毛猿では、胎児の卵子が卵胞に適切に包み込まれませんでした。 卵子は卵胞に適切に包まれていなくては発達・成長・成熟できません。