ビスフェノールAで子供や若者に肥満のリスク

(2012年9月) ニューヨーク大学の研究で、コーラなどのアルミ缶に使用されているビスフェノールA(BPA)という化学物質により子供や思春期の若者が肥満になるリスクが増える可能性が指摘されています。

研究の方法

6~19歳の子供と若者 3,000人近くを対象に、BPAの尿中濃度を検査しました。

結果
BPAの尿中濃度が高いグループで肥満率が高くなっていました。 BPAの尿中濃度が最も高いグループでは22.3%が肥満だったのに対して、尿中濃度が最も低いグループでは10.3%が肥満でした。 つまり、BPAの尿中濃度が高いグループは低いグループの2.6倍も肥満率が高かったのです。

人種による違い

ただし、BPAと肥満の関係は白人でのみ統計学的に有意でした。 人種により結果が違ったのは遺伝子的な要因によるものではないかと考えられます。

摂取カロリーを考慮した分析
また、摂取カロリーを考慮してもBPAと肥満の関係は失われませんでした。 摂取カロリーが高いほど(食事量が多いと食品の容器に用いられているBPAの摂取量が増えるので)、BPAも多く体内に取り込んでしまうことになります。