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朝食を1日の主要な食事とするのが、ダイエットと健康に有効

(2013年8月) "Obesity" 誌に掲載されたテル・アビブ大学の研究によると、1日のうちの食事のうちで朝食を最も充実させるのがダイエットに有効であるばかりか、インスリン値などが1日を通して低い水準に維持されます。 インスリン値などが低く維持されることで、心血管疾患や、糖尿病、高血圧、高コレステロールのリスクが低減されます。

研究の方法
93人の肥満女性を2つのグループに分けて、両グループに同じ内容の食事(*)を異なるタイミングで摂るという生活を12週間にわたり続けてもらいました。
(*) 炭水化物および脂肪を一般的な量で含む 1,400 kcal/日の食事。

1つ目のグループ(以下「朝食グループ」)には、朝食で 700 kcal、昼食で 500 kcal、夕食で 200 kcal を摂取してもらい、2つ目のグループ(以下「夕食グループ」)には、朝食で 200 kcal、昼食で 500 kcal、夕食で 700 kcal を摂取してもらいました。 朝食グループの朝食は、夕食グループの夕食と同じ内容でした。

結果

2週間が終わった時点で、朝食グループでは平均で17.8ポンド(8キロ程度)体重が落ちて、ウェストが7.6センチ細くなっていたのに対して、夕食グループでは平均で体重が7.3ポンド(3.3キロ程度)落ちて、ウェストが3.5センチ細くなっていただけでした。

朝食グループでは、空腹感を調節するホルモンであるグレリンが有意に低下していました。 これは、朝食グループが、夕食グループと比べて空腹感を感じていなかったということです。

さらに、朝食グループでは、インスリン値、血糖値、および中性脂肪(トリグリセライド)値が、夕食グループに比べて有意に下がっていました。 それだけでありません。 特筆すべきは、朝食グループにおいては、血糖値が食後にも急増していなかったという点です(通常は、食後に血糖値が急増する)。 食後の血糖値の急増は、高血圧および心臓への負荷の増大の原因となるため、血糖値が常に高い値に保たれているよりも危険であると考えられます。

夕食グループでは、体重が減っていたにも関わらず、中性脂肪値は増加していました。 今回の研究から、食事の内容が健康的であっても、その食事を食べるタイミングによっては、せっかくの食事が効果を発揮できないと言えます。

アドバイス
研究者は「夜食が一番良くない」と警告しています。 PCを使いながら、あるいはテレビを観ながら、何気なく食べてしまう夜食が肥満の一番の大敵で、心血管疾患(心臓発作や脳卒中、動脈硬化など)のリスクが増加する原因ともなると考えられるのだそうです。