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週に2日までであれば朝食を抜いても太りやすくはならない?

(2017年8月) "Obesity Science & Practice" 誌に掲載された金沢医科大学などの研究によると、週に2日までであれば朝食を食べない日があっても太りやすくはならないかもしれません。

研究の方法

4,430人の日本人男女 4,430人の朝食を食べる頻度を調べたのち、5年間にわたり毎年体重を測定しました。

データに含まれる男性の年齢は39才、BMIは23.3、ウェストサイズは82.6cmでした(いずれも平均値)。 女性では、年齢が40才、BMIが21.9、ウェストサイズが77.8cmでした。

肥満率は男性で25.7%、女性で15.4%でした。 腹部肥満率は男性で35.3%、女性で10%でした。

結果

太るペースの平均値

1年あたりのBMI増加幅の平均値は男女ともに0.2でした。1年あたりのウェストサイズ増加幅の平均値は、男性では1.1cm、女性では1.0cmでした。

朝食の頻度と太りっぷりの関係

男性

「毎朝朝食を食べる」というグループに比べて、「1週間のうち朝食を食べない日が4~6回だ」というグループはBMIの増加幅が0.061大きくなっていました。 「朝食を食べることはない」というグループでは、この数字は0.046でした。

「毎朝朝食を食べる」というグループに比べて、「朝食を食べることはない」というグループはウェストサイズの増加幅が0.248cm大きくなっていました。

女性

女性では朝食を食べる頻度とBMIやウェストサイズとの間に関係が見られませんでした。

結論

研究チームは「週に2日までであれば朝食を抜いても体重が増えやすくはならない可能性がある」と結論づけています。

関連研究

食事習慣とダイエットの関係について調べたこれまでの研究には、次のような結果になったものがあります:
  • 同じカロリーなら食事回数が少ない方がダイエット効果が高い。
  • ダイエット期間中(運動もする)には夕食よりも昼食を充実させると体重の減少幅が大きい。
  • 3食のうち昼食で摂るカロリーが最も多いと、数年間のうちに3kg以上太るリスクが低い。
  • 3食のうち朝食が最も充実している人は、夕食が充実している人よりもBMIが低い。
  • カロリー摂取量を制限するダイエットにおいて、1日に3度の食事をする場合にも、夕食よりも朝食で最も多くのカロリーを摂るようにすると体重が減りやすい。
  • 夕食を抜くと食欲が落ち着く。
  • 朝食を食べる習慣がある人は、朝食の習慣がない人に比べてBMIが低い。
  • 朝食を食べても食べなくてもダイエットによる体重の減り方に差はない。
  • 朝食を抜いた分だけ1日の摂取カロリーが減る。
  • 朝食を食べる習慣がない人が朝食を食べるようにすると太る(ただし試験期間が4週間。長期的には元に戻るかも)。
  • 食生活のリズムを規則正しく保つことで、カロリーを燃焼しやすい体質になる
  • 夜間の絶食時間(*)が18時間以上の人は、12~17時間の人に比べてBMIが低い。
    (*) 当日の最後の食事から翌日の最初の食事までの時間。 夜間の絶食時間は、夕食を食べる時間帯が遅かったり、夕食後にオヤツや夜食を食べたりすると短くなる。 午前7時に朝食を食べる人が18時間という絶食時間を達成しようとすると、前日の最後の食事が午後1時すなわち昼食となる。
  • 食事の30分前に水を飲むとダイエットの効果がアップする(肥満者を被験者とする研究)。
  • よく噛んで食べると体脂肪が減りやすい。