乳ガンの治療後に生じる疲労感の軽減に指圧が効果

(2016年7月) "JAMA Oncology" に掲載されたミシガン大学の研究によると、乳ガン治療の副作用として生じるしつこい疲労感の軽減に指圧が有効かもしれません。 過去の研究では疲労感の軽減に針治療が有効であることが示されていますが、指圧は自分でも行うことができます。

疲労感
疲労感は乳ガン治療の副作用として最も一般的で、1/3ほどの患者に乳がん治療ののち最大で10年間にわたり中~重度の疲労感が生じます。
研究の方法
乳ガンの治療が済んだ患者424人を次の3つのグループに分けて、6週間を過ごしてもらいました:
  • 普段のケアを継続するグループ
  • 不眠症の治療に用いられるリラックス効果のあるツボを押すグループ
  • 元気になるツボを押すグループ。
ツボを押すグループは15分のツボ講習を受けるだけで適切にツボを押せるようになり、自宅で1日1回自分でツボを押しました。
結果

ツボを押した2つのグループはどちらも疲労感が27%~34%軽減されました。 リラックス効果のあるツボを押したグループでは、2/3の患者で疲労感が正常な範囲内にまで回復しました。

リラックス効果のあるツボを押したグループではさらに、睡眠の質が改善されて生活の質も全般的に向上しました。

副作用
一部の患者は指圧によって軽い打ち身(打撲症)が生じました。 12%の患者が、指圧が面倒だという理由で指圧を中止しました。