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乳ガン患者にとって望ましい食生活

(2017年11月) Research Center for Food and Development(メキシコ)などの研究グループが乳ガンの患者にとって有益な食生活を調べたレビュー(これまでに発表された研究のまとめ)が今年の7月に "Advances in Nutrition" に発表されています。

レビューの方法

乳ガンの治療を受けている最中または受けた後の患者にとってどのような食生活が有益であるのかを調べた研究(過去15年間のうちに発表されたもの)を論文データベースから探し出して目を通しました。

結果

  • 1日の摂取カロリーのうち、30%未満を脂質(一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸を主とする)で摂り、55%ほどを糖質全粒穀物やジュース以外の生鮮果物が望ましい)で摂る。 タンパク質の摂取量は体重1kgあたり1.2~1.5g。 このような栄養構成にすることで、筋肉が減って脂肪ばかりが増えるのを避けられる。
  • 果物を150g/日ほど、および野菜を75g/日ほど摂ることが推奨される。
  • ニンニクアブラナ科の野菜ブロッコリーなど)もぜひ食べるべきである。
  • βカロチン・ビタミンA・ビタミンE・ビタミンCといった栄養素を十分に摂るのが乳ガンの予後にとっても健康全般にとっても有益だが、サプリメントではなく食品に含まれる形で摂るのが望ましい。 こうした栄養素を豊富に摂ると良い。
  • BMIが20~24.9の範囲内に収まることを目標とする。 BMIでは脂肪と筋肉の区別がなされないので、脂肪が多くて筋肉が少ないという状態にならないようにする。 太っているのが気になる場合には、摂取カロリーを500~1千キロカロリー減らすことも検討する。