夕食後の絶食時間が短いと乳ガンが再発しやすい

(2016年4月) "JAMA Oncology" に掲載されたカリフォルニア大学サンディエゴ校の研究で、乳ガンの患者において夕食を食べたのち次の食事(一般的には翌日の朝食)を食べるまでの時間(絶食時間)が13時間未満である場合には乳ガンが再発するリスクが36%高いという結果になりました。出典: Short Overnight Fasting Linked to Increased Risk of Breast Cancer Recurrence
例えば朝食を午前7時に食べるのであれば夕食を午後6時までに済ませておくのが良く、夕食を食べてから就寝までのあいだに間食をするべきではないということになります。
研究の方法

糖尿病を患っていない27~70才の乳ガン患者 2,413人(86%が白人)を 1995~2007年にわたり追跡調査して、乳ガン再発率と死亡率を調べました。

結果
再発リスク、死亡率

夕食後の絶食時間が13時間未満である場合には、そうでない場合に比べて乳ガンが再発するリスクが36%高くなっていました。 この数字は統計学的に有意です。

さらに、統計学的に有意ではありませんでしたが、夕食後の絶食時間が13時間未満である場合には、乳ガンによる死亡率が21%、総死亡率(死因を問わない死亡率)が22%高くなっていました。

HbA1c、睡眠時間
夕食後の絶食時間が短い場合には、睡眠時間が短く HbA1c(長期的な血糖値を平均的に示す指標)が高くなっていました。 睡眠時間が短かったり HbA1c が高かったりする人では、乳ガンのリスクが増加するというデータが存在します。
2015年4月に発表された研究でも、1晩あたりの睡眠時間が短いと血糖値がうまく抑制されないという結果になっています。
留意点
今後複数の臨床試験を繰り返して今回の結果を確認する必要があります。