1日の食事の回数が不規則だと乳ガンになるリスクが増加する?

(2017年12月) "Nutrients" 誌に掲載された韓国の研究で、食生活と乳ガンになるリスクとの関係が調査されています。

研究の方法

30才以上の女性5千人超を対象に、食生活に関するアンケート調査を行ったのち平均9.5年間にわたり乳ガンの発生状況を追跡調査しました。

結果

追跡期間中に72人が乳ガンと診断されました。

焼肉

焼肉を毎月2~3回以上食べるというグループは、焼肉を食べるのが月に1回以下だというグループに比べて、乳ガンになるリスクが77%増加していました。

閉経前の女性と閉経後の女性に分けて分析すると、焼肉を頻繁に食べる場合に乳ガンのリスクが増加していたのは閉経後の女性だけで、リスクの増加幅は206%でした(焼肉を毎月2~3回以上食べていると乳がんのリスクが3倍超)。

コレステロールが多い食品

高コレステロール食品(*)毎月2~3回以上食べるというグループは、高コレステロール食品を食べるのが月に1回以下だというグループに比べて、乳ガンになるリスクが69%増加していました。
(*) 卵の黄身・シーフード(海老・うなぎ・イカ)・獣や魚の内臓。

閉経前の女性と閉経後の女性に分けて分析すると、閉経前でも閉経後でも高コレステロール食品と乳ガンのリスクとの間に統計学的に有意な関係は見られませんでした。

1日の食事の回数

1日の食事の回数が不規則(1日に何回食事をするかが日によって異なる)である場合には、乳ガンになるリスクが119%(2倍超に)増加していました。

閉経前の女性と閉経後の女性に分けて分析すると、食事回数が不規則である場合に乳ガンのリスクが増加していたのは閉経前の女性だけで、リスクの増加幅は135%でした。

1日2食の場合と3食の場合との比較では、乳ガンのリスクに違いはありませんでした。

乳ガンのリスクとのあいだに関係が見られなかったもの

食事の仕方

  • 朝食を食べる頻度(毎朝食べる~決して食べない)
  • 食事を摂る時間帯の規則正しさ(規則的~不規則)
  • 食事を食べるペース(早食いか遅食いか)
  • 食べ過ぎの頻度(週に1回未満か4回超か)
  • 香辛料の使用頻度(頻繁に使う~決して使わない)

食品

  • 塩分が添加された野菜や海産物(漬物など)
  • 野菜(緑黄色も色の薄い野菜も)
  • 果物
  • 海藻
  • 丸ごと食べる小魚(シラスやアンチョビ)
  • タンパク質を含有する加工度の低い食品(赤身肉・卵の白身・大豆・豆類)
  • 動物性脂肪が多い食品
  • 菓子類
  • ファーストフード
  • カフェイン飲料
  • 穀類