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日本で生まれると左乳房に乳ガンができやすい

(2014年8月) "PLoS ONE" に掲載されたカリフォルニア大学アービン校の研究によると、乳ガンが右と左どちらの乳房にできるかが生まれた場所により影響される可能性があります。

研究の概要
この研究では、過去40年間に米国において乳ガンと診断された患者100万人超のデータを分析しました。 主な結果は次の通りです:
  • 日本で生まれた女性では、右乳房に腫瘍ができた患者100人につき左乳房に腫瘍ができた患者が114人だった。
  • ポーランドで生まれた女性では、右乳房に腫瘍ができた患者100人につき左乳房に腫瘍ができた患者が92人だった。
  • 米国で生まれた日系米国人や米国人全体では、左右の乳房の腫瘍リスクに有意な違いは見られなかった。
解説

同じように日本人の遺伝子を持つ女性であっても、日本で生まれた人では米国で生まれた人よりも、左の乳房に腫瘍ができる傾向が強く見られたというわけです。 この結果から、日本で生まれた女性に左乳房のガンが多いのは遺伝的な要因ではなく環境的な要因によるものだと思われます。

このような傾向が存在する理由は不明ですが、胎児のときの環境が数十年後に影響している可能性が考えられます。