初産が20代後半以降だと、悪性の乳ガンのリスクが低下

(2013年12月) "Breast Cancer Research and Treatment" 誌に掲載された Fred Hutchinson Cancer Research Center(米国)の研究で、ある程度年をとってから初産をする女性のほうが、若年で出産する女性よりも、侵攻性の(増殖の早い)乳ガンになるリスクが低いという結果になりました。

女性として大人になって15年以上経ってから最初の出産をすることで、トリプル・ネガティブ(エストロゲン受容体、プロゲステロン受容体、HER2の3つが陰性)の乳ガンとして知られる悪質な乳ガンのリスクを減らせるというのです。

研究の概要

この研究では、20~44歳の女性 1,960人のデータを分析しました。 女性たちの約半数に乳ガンの病歴がありました。 女性たちの乳ガンの病歴と出産のデータを分析したところ、初産が遅いと乳ガンのリスクが減るという結果になりました。 理由は不明です。

追加情報

過去の研究に、初産が早く母乳で育てない傾向のある黒人女性に、トリプル・ネガティブの乳ガン患者が多いという結果になったものがあります。

乳ガンの侵攻性を決定する要因を発見」の研究では、トリプル・ネガティブの乳ガンでは ELF5 という母乳の生産に関わるタンパク質が多いこと、そして、この ELF5 によりガンが勢いづくことが明らかにされています。