乳ガンのリスクを下げる果物・野菜が明らかに!?

(2018年7月) "International Journal of Cancer" に掲載されたハーバード大学などによる研究で、特定の果物や野菜の摂取量が多い女性は乳ガンになるリスクが低いという結果になりました。
Maryam S. Farvid et al. "Fruit and vegetable consumption and breast cancer incidence: Repeated measures over 30 years of follow‐up"

研究の方法

米国在住でNHSと呼ばれる調査またはNHSIIと呼ばれる調査に参加した27~59才の女性(2つの調査の合計で18万人超)を対象に、食生活などに関するアンケート調査を繰り返しつつ平均で20~30年間ほど(2つの調査で期間が異なる)にわたり乳ガンの発生状況を追跡調査しました。

結果

追跡期間中に1万人超が乳ガンになりました。

果物・野菜の摂取量が多い女性は乳ガンになるリスクが低下していました。 1日あたりの果物・野菜の摂取量が2.5食分のグループは5.5食分のグループに比べて、乳ガンになるリスクが11%低下していました。

リスクの低下は、果物・野菜のなかでもアブラナ科の野菜ブロッコリー・青梗菜・カリフラワーなど)や黄色~オレンジ色の野菜をよく食べる場合に明確でした。

もう1つ明確だったのは、野菜の総摂取量とER(エストロゲン受容体)陰性の乳ガン(*)になるリスクとの関係で、野菜(種類は問わない)の摂取量が2食分/日増えるごとにER陰性の乳ガンになるリスクが15%低下するという関係が見られました。
(*) ER陽性の乳ガンに比べて予後が悪い。