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子供を母乳で育てると虫歯になりにくいが、期間が長いと虫歯のリスクが増加

(2017年9月) "Asia Pacific Journal of Clinical Nutrition" に掲載されたメタ分析によると、母乳で育てられた子供は虫歯になるリスクが低くなりますが、母乳育児の期間が1年以上になると逆に虫歯のリスクが高くなります。

研究の方法

6才までの子供を対象に母乳育児と虫歯リスクとの関係を調べた35の研究のデータを分析しました。 データに含まれる人数は7万3千人超でした。

結果

母乳 vs. 粉ミルク

35の研究うち母乳育児をした場合としなかった場合とで虫歯のリスクを比較したのは22の研究で、これらのデータをまとめて分析したところ、母乳で育てられた子供は虫歯になるリスクが23%低いという結果でした。

0才~3才の子供と3才~6才(*)の子供に分けて分析したところ、3才~6才の子供の場合にのみ母乳育児により虫歯のリスクが30%下がっていました。

(*) 「0才~3才」と「3才~6才」の「3才」のどちらが「3才以上」でどちらが「3才未満」なのかは不明。

以前に行われた動物実験では、母乳よりも粉ミルクのほうが虫歯の原因になりやすことが示されています。

母乳のみで子供を育てた場合には、粉ミルクで育てた場合に比べて虫歯のリスクが下がっていませんでしたが、これは母乳のみで子供を育てたケースのデータの量が不十分であったためかもしれません。

母乳育児の期間

35の研究うち母乳育児が12ヶ月以上の場合と12ヶ月未満の場合とで虫歯のリスクを比較したのは14の研究で、これらのデータをまとめて分析したところ、12ヶ月以上にわたり母乳で育てられた子供は虫歯になるリスクが86%高いという結果でした。

母乳育児の期間が半年以上にわたる場合と半年未満の場合との比較では、虫歯のリスクに差が見られませんでした。
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