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母乳で育てると大人になってから鬱病になりにくい

(2012年9月) "Psychotherapy and Psychosomatics" 誌に掲載されたドイツでの研究によると、乳児のときに母乳で育てられると大人になってから鬱病になりにくいかもしれません。

研究の方法

この研究では、重度の鬱病で入院している平均年齢44才の52人を鬱病でない106人と比較しました。 「2週間以上授乳した」と本人または母親が主張する人を母乳で育てられたとみなしました。

結果

鬱病でないグループでは母乳育児の比率が73%だったのに対して、鬱病のグループでは46%でした。

年齢・性別・母親の教育水準など鬱病のリスク要因と考えられるものを考慮しても、鬱病と母乳による授乳との関係の統計学的な有意性は消滅しませんでした。

また、鬱病のリスクに関しては母乳で育てた期間の長さは関係が無い(母乳育児の期間が長くても短くても同様に鬱病のリスクが下がっていた)ようでした。

補足情報

この研究からは、母乳で鬱病を防げる理由が母乳の成分にあるのか、それとも授乳するという行為にあるのかは不明です。

過去の研究によると、母乳には子供が大人になってからの高血圧や肥満のリスクを下げる効果もあります。 離乳時期が早いと赤ちゃんが大人になってからアルコール依存症になるリスクが増えることを示唆する研究もあります。