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母乳育児で卵巣ガンのリスクが減少

(2014年5月) "Journal of the National Cancer Institute" に掲載されたペンシルバニア大学のメタ分析で、母乳育児をした母親(育てられた子供ではなく)で卵巣ガンのリスクが減少する可能性が示唆されています。 このメタ分析では過去に行われた44の研究を分析しました。

このメタ分析において母乳育児によってリスクが低下する(どの程度かは不明)ことが示唆されたのは、BRCA という遺伝子に変異がある女性です。 BRCA は腫瘍を抑制するタンパク質を生産する遺伝子で、これらの遺伝子が特定の変異体である女性では乳ガンと卵巣ガンのリスクが顕著に増加します:
  • 70才までに乳ガンを発症するリスクが通常は12%であるのに対して、BRCA1 の変異体が有害なものである女性では55~65%、BRCA2 の変異体が有害なものである女性では約45%だった。
  • 70才までに卵巣ガンを発症するリスクが通常は僅か1.4%であるのに対して、BRCA1 の変異体が有害なものである女性では39%、BRCA2 の変異体が有害なものである女性では最大で17%だった。
BRCA の遺伝子変異は、乳ガンや卵巣ガン以外のガンのリスク増加にも関与しています。