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母乳育児をする予定でいて出来なかった母親は産後欝になりやすい

(2014年8月) "Maternal and Child Health" 誌に掲載されたケンブリッジ大学などの研究によると、子供を母乳で育てている母親は産後うつ病になるリスクが低下するようです。

研究の方法
1990年代初期の英国における 13,998件の出産データを次の3つのグループに分けました:
  1. 母乳で育てる予定でいて、予定通り母乳で育てた母親のグループ
  2. 母乳で育てる予定でいたが、予定に反して母乳で育てることが出来なかった母親のグループ<
  3. 母乳で育てる予定ではなく、予定通り母乳で育てなかったグループ

そして、Edinburgh Postnatal Depression Scale(エジンバラ産後うつ尺度)という10項目からなる欝症状チェックリストを用いて、出産後8週間、8ヶ月、21ヶ月、および33ヶ月の時点における母親の欝の程度を評価し、3つのグループの間で比較しました。

結果
主な結果は次のようなものです:
  • 1のグループは3のグループに比べて、欝症状が出る率が半分ほどに低下していた。
  • 2のグループは3のグループに比べて、欝症状が出る率が2倍に増加していた。

母乳育児と母親の鬱病との関係は、子供が生後8週間の頃に最も顕著で、生後8ヶ月以降では随分と弱くなっていました。

上記の結果は、妊娠中の欝症状の有無(妊娠中の2つの時点でチェックした)や、収入・人間関係・分娩方法・未熟児かどうかなどの要因も考慮したうえでのものです。

また、今回のデータでは約12人に1人が妊娠中に抑鬱を経験していました。 産後に抑鬱の有無を調べた4つの時点のいずれかにおいて抑鬱が見られた母親は8人に1人でした。

研究者は次のように述べています:
「母親の精神状態は赤ちゃんにも影響すると思われます。 過去の研究でも、母親の抑鬱が子供の発達の多数の面に悪影響を及ぼすことが示されています」