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母乳育児が子供の成人後にも効果を発揮し慢性炎症を抑制する

(2014年4月) "Proceedings of the Royal Society B" に掲載された米国の研究によると、母乳で育てられた期間が短い人、および出生時の体重が少なかった人では成人後に慢性炎症のリスクが増加すると考えられます。 慢性炎症は心臓疾患や糖尿病のリスク要因であると考えられています。

この研究で24~32才の成人 7,000人近く(人種も学歴もさまざま)を対象に、出生時の体重および授乳期間と、血中の CRP(C反応性タンパク質)の量との関係を調査したところ、両者の間に有意な相関関係が見られました。
CRP
CRP は肝臓で作られるタンパク質で、炎症のある人で増加するために炎症の指標として用いられています。
詳細は次の通りです:

  • 粉ミルクだけで育てられた人に比べて、3~12ヶ月を母乳で育てられた人では、CRP の血中濃度が20~30%下がっていた。 20~30%という低下幅は(炎症を抑えるための)薬を飲んだときと同程度あるいはそれ以上の数字です。

  • 出生時の体重が1ポンド(450gほど)増えるごとに、CRP の血中濃度が5%下がっていました。
研究者は次のように述べています:

「今回の結果から、母乳育児が子供の成人後にまで影響を及ぼして、心臓疾患の主要なリスク要因の抑制に効果を発揮する可能性が示唆されます」


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