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母乳は赤ちゃんの腸内細菌のエサまで備えていた

(2014年7月) カリフォルニア大学デイビス校の研究で、母乳に含まれるオリゴ糖の役割が明らかになりました。

これまでの疑問
母乳には、赤ちゃんのエネルギーとなるタンパク質と脂質のほかに、オリゴ糖も含まれています。 授乳中の女性は、母乳を作るのに1日あたり500kcal を消費しますが、そのうちの10%(50kcal)が、このオリゴ糖の生産に費やされます。

ところが、赤ちゃん(に限らずヒト)はオリゴ糖を分解することができません。 オリゴ糖を分解する酵素が人体に備わっていないためです。

それではどうして、人体が分解できないものが母乳に含まれているのでしょうか? 母親は、赤ちゃんの役に立たない成分を作るのにエネルギーを費やしているのでしょうか?

今回明らかになったこと

研究グループによると、母乳に含まれるオリゴ糖は、Bifidobacterium infantis(B. infantis)という赤ちゃんの腸内に住むビフィズス菌の一種のエサになります。 (腸内細菌の中で)B. infantis だけが母乳に独特のオリゴ糖を分解して食べることができるのです。

母乳に含まれるオリゴ糖のおかげで、B. infantis が赤ちゃんの腸内において他の細菌を圧倒して支配的な地位を確立し、それによって腸内が健全に保たれます。

さらに、母乳に含まれるオリゴ糖には、B. infantis が赤ちゃんの腸表面の健常性を維持するのを促進する作用もあります。 この作用は、赤ちゃんを感染症や炎症から保護するうえで非常に大切です。
市販の粉ミルクにもオリゴ糖は添加されていますが、母乳に含まれているオリゴ糖と同じ種類なのでしょうか? ソース記事では、母乳に含まれているオリゴ糖の名前は明らかにされていません。 母乳に含まれるオリゴ糖の種類は複数です。