褐色脂肪には2種類(あるいはもっと)あった

(2013年5月) "Nature Medicine" 誌に掲載されたヨーテボリ大学(スェーデン)の研究によると、褐色脂肪細胞には複数の種類が存在します。

白色脂肪が脂肪という形でエネルギーを蓄えるのに対して、褐色脂肪はエネルギーを燃焼して熱を作り出す細胞です参考記事: 寒いと白色脂肪が褐色脂肪に変わりカロリーを消費するが、今回の研究によるとこれまで1種類だけと考えられてきたヒトの褐色脂肪には少なくとも2種類が存在します。

研究グループは、今回発見された新しい種類の褐色脂肪組織を「古典型褐色脂肪(classical brown fat)」と名づけました。 この古典型褐色脂肪は子供の体には多く存在しますが、思春期の間に消えてしまうと思われます。

大人の体で古典型褐色細胞を再活性化できれば、肥満の治療やダイエットに利用できると考えられます。
ニュースの元になった論文のアブストラクトを見るとどうやら、ヒトでは普通の褐色脂肪より先にブライト脂肪の存在が成人でまず確認されていて、この研究で、幼児において他の動物にも見られる真正の褐色細胞(古典型褐色細胞)の存在が確認されたということのようです。