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火傷をしたときにはビタミンDを飲むと治りやすい?

(2017年11月) 英国で開催中の SfE BES 2017(内分泌学会)で発表されたバーミンガム大学の研究によると、火傷をしたときにビタミンDのサプリメントを服用すると治りが早いかもしれません。 重度の火傷の患者を対象に行われた調査で、ビタミンD血中濃度が高い患者のほうが予後が良好だったのです。

研究の方法

重度の火傷を負った患者たち(人数不詳)のビタミンD血中濃度を調べ、その後1年間における回復状況を調べました。

結果

ビタミンD血中濃度が高い患者のほうが火傷の治りやすく、合併症が少なく、火傷の痕が残りにくいという結果でした。 また、火傷の患者は全般的に、ビタミンD血中濃度が少ない傾向にありました。

解説

今回の結果から、火傷を負ってすぐにビタミンDを補給することで、感染症にかかるリスクを下げたり火傷の治りを良くしたりできるのではないかと期待されます。 ビタミンDには抗菌効果があります。

今回の研究において火傷の程度とビタミンD血中濃度の低下幅とのあいだに関係が見られなかったことから、比較的軽い火傷でもビタミンD血中濃度が下がる可能性も考えられます。

ただし、今回の結果は今後の臨床試験で確認する必要があります。