悪液質には褐色脂肪が関与していた

(2014年7月) "Cell Metabolism" 誌に掲載されたスペイン国立ガン研究センターの研究によると、ガンや AIDS、結核などの患者に見られる悪液質(体重と筋肉量の減少や衰弱。 ガン患者の死因の20%ほどを占める)において白色脂肪が褐色脂肪に変化し、そのためにエネルギーが消耗されていることが明らかになりました。

脂肪には白色脂肪と褐色脂肪 の2種類があり、褐色脂肪には脂肪を燃焼させて体重を減らす作用があるためダイエットへの利用が期待されています。

この研究ではさらに、ガンによる悪液質における白色脂肪から褐色脂肪への変化において、炎症が重要な役割を果たしていることも明らかになりました。 そしてマウス実験で、非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)によりマウスの悪液質を軽減することに成功しました。