仕事のストレスと不健康な生活習慣で冠動脈疾患リスク増加

(2013年5月) "Canadian Medical Association Journal" に掲載されたメタ分析によると、仕事のストレスと不健康な生活習慣によって冠動脈疾患(心臓病。心臓に血液と酸素を運ぶ血管である冠動脈に狭窄または閉塞が生じる。以下「CAD」)のリスクが増加します。

メタ分析の方法

欧州で行われた7つの大規模な研究のデータを分析しました。 データに含まれる人数は10万人以上で、年齢は17~70歳(平均年齢44.3歳)、男女比はほぼ半々でした。

結果

10万人のうち16%にあたる1万6千人ほどが仕事のストレスを抱えていました。 追跡期間中におけるCADの発生件数は7つの研究の合計で 1,086件でした。

仕事のストレス

10年間のうちにCADが発生した人の数(1千人あたり)は、仕事上のストレスがあるグループで18.4人、無いグループでは14.7人でした。

生活習慣

10年間のうちにCADイベントが発生した人の数(1千人あたり)は、生活習慣が不健康(*)なグループで30.6人、生活習慣が健康的(†)なグループで12人でした。

(*) 喫煙習慣がある・飲酒習慣がある・身体活動量が少ない・肥満であるという4つの不健康習慣のうち2つ以上に該当する。

(†) 4つの不健康習慣のいずれにも該当しない。

仕事のストレスと生活習慣

10年間のうちにCADイベントが発生した人の数(1千人あたり)は、仕事上のストレスがあるうえに不健康な生活をしていたというグループで31.2人、仕事上のストレスがあるけれども生活は健康的だったというグループで14.7人でした。