コーヒーに含まれるカフェインでも持久運動のパフォーマンスが向上

(2015年12月) "International Journal of Sport Nutrition and Exercise Metabolism" に掲載されたジョージア大学のレビューによると、コーヒーに含まれるカフェインでも持久運動のパフォーマンスが向上します。

カフェインのサプリメントが運動パフォーマンスに及ぼす効果について調べた研究は豊富に存在しますが、コーヒーに含まれる形で存在するカフェインの効果について調べた研究はこれまでにあまり行われていません。

レビューの方法
コーヒー(*)の摂取量と持久運動のパフォーマンスについて調べた9つのランダム化比較試験のデータを調査しました。 これらの試験では、コーヒーを飲んだ後に自転車をこいだり走ったりしました。
(*) デカフ(カフェインを抜いたコーヒー)ではない普通のコーヒー。
結果
体重1kgあたり3~7mgのカフェインをコーヒーで摂取した場合に、持久運動のパフォーマンスが平均で24%向上していました。
コーヒー1杯あたりのカフェイン含有量は75~150mgです。 カフェイン含有量は、コーヒー豆の品種・豆の煎り具合・コーヒーの淹れ方により異なります。
結論と留意点
今回の結果から、運動パフォーマンスの向上において、コーヒーでカフェインを摂るのもサプリメントでカフェインを摂る場合と同様に有効であると思われます。 研究者は次のように述べています:
「コーヒーに含まれているカフェインは精製されたカフェインほど効果的ではないと考える人がいますが、今回の研究によるとカフェインのサプリメントを服用するのと同様にコーヒーを飲むのも有効です」

ただし、コーヒー1杯に含まれるカフェインの量にばらつきがあることなどから、運動選手にコーヒーの飲用を公式に推奨するにはデータが不足しています。

また、米国大学体育協会(NCAA)ではカフェインを使用禁止薬物に指定しているので、カフェインはスポーツ栄養士の指導の下で使用しましょう。