Leah M. Panek-Shirley et al. "Caffeine Transiently Affects Food Intake at Breakfast"
研究の方法
18~50才の男女50人(男性42%)を被験者とする試験(二重盲検クロスオーバー試験)を行いました。 この50人はいずれも、以下のいずれにも該当しない人でした:- カフェインを摂取した経験がない
- 過去半年間のうちに喫煙をしたことがある
- カフェインを摂って具合が悪くなったことがある
- 健康状態や服用中の薬の関係でカフェインを摂れない
- 健康状態や服用中の薬の関係で食欲が普通でない

結果
カフェイン摂取量が多いほど食事量(カロリー摂取量)が減るというわけではありませんでした。 各カフェイン摂取量の食事量は次のようなものでした:- カフェイン摂取量が0mgのとき: 721kcal
- カフェイン摂取量が1mgのとき: 650kcal
- カフェイン摂取量が3mgのとき: 715kcal
被験者本人の主観的な食欲にも、研究室でカフェインを摂取した当日全体の食欲(1時間ごとに調べた)や食事量(就寝までの食事を被験者が報告した)にも、カフェイン摂取量による差が見られませんでした。
BMIの違いによって食事量や食欲にカフェイン摂取が及ぼす影響が異なるというわけでもありませんでした。