カフェインには食欲を抑える効果を期待しないほうがいい

(2018年7月) "Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics." に掲載されたニューヨーク州立大学バッファロー校の研究によると、カフェインに食欲を抑える効果は期待できません。
Leah M. Panek-Shirley et al. "Caffeine Transiently Affects Food Intake at Breakfast"

研究の方法

18~50才の男女50人(男性42%)を被験者とする試験(二重盲検クロスオーバー試験)を行いました。 この50人はいずれも、以下のいずれにも該当しない人でした:
  1. カフェインを摂取した経験がない
  2. 過去半年間のうちに喫煙をしたことがある
  3. カフェインを摂って具合が悪くなったことがある
  4. 健康状態や服用中の薬の関係でカフェインを摂れない
  5. 健康状態や服用中の薬の関係で食欲が普通でない
試験では、被験者たちに3回(日が異なる)にわたり実験室を訪れてもらい、カフェイン含有量が異なる(体重1kgあたり0mg・1mg・3mg)飲料を飲んでから30分後に、朝食を食べ放題で食べたい量だけ食べさせました。

結果

カフェイン摂取量が多いほど食事量(カロリー摂取量)が減るというわけではありませんでした。 各カフェイン摂取量の食事量は次のようなものでした:
  • カフェイン摂取量が0mgのとき: 721kcal
  • カフェイン摂取量が1mgのとき: 650kcal
  • カフェイン摂取量が3mgのとき: 715kcal

被験者本人の主観的な食欲にも、研究室でカフェインを摂取した当日全体の食欲(1時間ごとに調べた)や食事量(就寝までの食事を被験者が報告した)にも、カフェイン摂取量による差が見られませんでした。

BMIの違いによって食事量や食欲にカフェイン摂取が及ぼす影響が異なるというわけでもありませんでした。

結論

研究グループは「カフェインの食事量への影響は微弱かつ一過性である。 カフェインは食欲を抑える手段として効果的ではない」と結論しています。