カフェインをほどほどに摂取する日本人は死亡リスクが低い

(2017年7月) "Mayo Clinic Proceedings" に掲載された国立国際医療研究センターの研究で、カフェインをほどほどに摂取する人は死亡リスクが低いという結果になりました。

研究の方法

17,568人の日本人男女のカフェイン摂取量を調べたのち、6.5年間ほどにわたり生存状況を追跡調査しました。

結果

追跡期間中に 1,310人が死亡しました。

カフェイン摂取量が10mg/日未満のグループに比べたときの死亡リスクは次のようなものでした:
  • 10~99mg/日: -19%(ただし統計学的な有意性が微妙)
  • 100~199mg/日: -37%
  • 200mg/日以上: -31%

コーヒーを飲まない場合

代表的なカフェイン飲料といえばコーヒーですが、コーヒーにはカフェイン以外にも人体にとって有益であるとされるポリフェノールなどの成分が含まれています。
これまでに複数の研究で、コーヒーを飲む習慣がある人は死亡リスクが低いことが示されています。

そこで、コーヒーに含まれるカフェイン以外の成分の影響を除外するために、コーヒーを飲む習慣が無い人たちに限って分析したところ、カフェイン摂取量が10mg/日未満の場合に比べてカフェイン摂取量が100~199mg/日の場合には、死亡リスクが54%低いという結果でした。

カフェイン摂取量が10~99mg/日の場合と200mg/日以上の場合には、摂取量が10mg/日未満の場合と死亡リスクに差が見られませんでした。 つまり、コーヒーの健康成分の影響を除外すれば、カフェインで死亡リスクが低下するのは摂取量がほどほどの場合だけだというわけです。