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安全なカフェイン摂取量ってどれくらい?

(2017年5月)ToxStrategies社などの研究チームが行い "Food and Chemical Toxicology" 誌に掲載されたシステマティック・レビューで、健康への有害性の心配がないと思われるカフェイン摂取量の上限が調査されています。

レビューの方法

カフェインが健康に及ぼす影響について調べた381の研究のデータを調査しました。

結果

健康な成人

健康な成人の場合、カフェイン摂取量が1日あたり400mg以下であれば心臓・血管・骨・睡眠・精神状態・リスク行為(薬物の使用など)などの健康面に明白な悪影響を生じないと思われます。

健康な妊婦

健康な妊婦の場合、カフェイン摂取量が1日あたり300mg以下であれば胎児の発達や、死産・流産・早産・出生時低体重のリスクに悪影響を及ぼさないと思われます。

健康な未成年

3~19才の未成年についてはデータが十分ではありませんが、1日のカフェイン摂取量が体重1kgあたり2.5mg以下であれば健康に支障が生じる心配が無さそうです。

飲み物のカフェイン含有量

今回のシステマティック・レビューでは、各飲料240ml中にカフェインが次の量で含有されているとみなしました:
  • 普通のコーヒー: 95mg
  • エスプレッソ: 373.6mg
  • エナジー・ドリンク: 80mg
  • エナジー・ショット(*): 480mg
  • コーラ: 24mg
  • 紅茶: 47.2mg
  • 緑茶: 24.8mg
(*) 濃縮タイプのエナジー・ドリンク

関連研究

"Regulatory Toxicology and Pharmacology" 誌(2017年)に掲載された論文によると、カフェインの摂取量が600mg/日までであれば、カフェインの過剰摂取が心臓や血管に引き起こす悪影響は大体において一過性のもの(後遺症が残ったりしない)です。 600mg/日を超えるカフェイン摂取量に関してはデータ不足のため不明です。 この論文では、300以上の研究論文を調査しました。