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カルシウムのサプリメントで冠状動脈疾患のリスクは増加しない

(2014年4月) "World Congress on Osteoporosis, Osteoarthritis and Musculoskeletal Diseases" で発表されたメタ分析で、『カルシウムのサプリメントが中高年の女性において冠状動脈疾患(心臓発作の原因となる)や死亡(死因を問わない)のリスク増加の原因となる』 という説が否定される結果になりました。

このメタ分析では、カルシウム・サプリメント(単独あるいはビタミンDと組み合わせて)と冠状動脈疾患または総死亡率との関係を調べた臨床試験(1966~2013年)の中からデータの平均年齢が50才超である18の試験(被験者数合計 63,564人)を選び出し、それらのデータを用いてカルシウム・サプリメントを服用している人における心臓疾患イベントの相対リスクを計算しました。

18の臨床試験のデータに含まれる被験者数は合計 63,564人で、心臓疾患イベントの発生件数は 3,390件、死亡件数は 4,157件でした。

分析の結果は、中高年の女性においては、ビタミンD と組み合わせるか否かに関わらず、カルシウムのサプリメントによって冠状動脈疾患のリスクも総死亡率も増加しないというものでした。

別の研究でも
(2014年5月) "Osteoporosis International" 誌に掲載された米国の研究でも、カルシウムのサプリメントによって心臓発作や脳卒中のリスクは増加しないという結果になっています。

この研究では心血管疾患(心臓発作や脳卒中)とガンの病歴の無い女性 74,245人を24年間にわたって追跡調査しました。 カルシウム・サプリメントの摂取習慣は4年ごとにチェックしました。

24年間のうちに発生した心臓発作の件数は 2,709件、脳卒中の件数は 1,856件でした。 研究開始の時点で、カルシウム・サプリメントを服用しているグループは服用していないグループに比べて、運動量が多く、喫煙量が少なく、トランス脂肪酸の摂取量も少ない傾向にありました。