カルシウムの摂取量が多い人は高血圧のリスクが低い (メタ分析)

(2018年8月) "European Journal of Clinical Nutrition" に掲載されたメタ分析で、カルシウムの摂取量が多い人は高血圧のリスクが低いという結果になっています。
Ahmad Jayedi & Mahdieh Sadat Zargar. "Dietary calcium intake and hypertension risk: a dose–response meta-analysis of prospective cohort studies"

研究の方法

カルシウム摂取量と高血圧になるリスクとの関係を調べた8つの前向きコホート研究(2018年2月までのもの)のデータを分析しました。 データに含まれる人数は合計25万人弱、高血圧の発生件数は3万件超でした。

8つの研究のうち7つでは、食事から摂るカルシウムの量だけを調べました。 残りの1つでは、食事とサプリメントで摂るカルシウムの総量を調べました。

結果

カルシウム摂取量が最大のグループは最少のグループに比べて、高血圧になるリスクが11%低下していました(8つの研究のデータに基づく)。 カルシウム摂取量が500mg/日増えるごとに高血圧になるリスクが7%下がるという計算になります(7つの研究のデータに基づく)。

食事から摂るカルシウムの量だけを調べた7つの研究のデータだけを分析しても同様の結果となりました。

カルシウム摂取量が多いと高血圧リスクが低いという関係は、カルシウム摂取量がそう多くない場合に少し強く見られました(カルシウム摂取量が足りていなければ、カルシウム摂取量を増やすのが高血圧予防に役立つかもしれない)。