カルシウムやビタミンDのサプリメントに骨折予防の効果は期待できない

(2017年12月) 天津医院(中国)などの研究グループが "JAMA" に発表したメタ分析によると、カルシウムやビタミンDのサプリメントを飲んでも骨折の予防にはつながらない可能性があります。

メタ分析の方法

50歳超の中高齢者を被験者としてビタミンDおよび/またはカルシウムのサプリメントを服用する場合としない場合とで骨折のリスクを比較した33のランダム化比較試験のデータを分析しました。 データに含まれる人数は合計5万人超でした。

研究の方法

①カルシウムのみ ②ビタミンDのみ ③カルシウム&ビタミンDのいずれを服用した場合にも、プラシーボを服用した場合と骨折のリスクに差が見られませんでした。

服用量・性別・骨折歴・食事によるカルシウム摂取量・当初のビタミンD血中濃度による違いも見られませんでした(どういう場合にもカルシウムやビタミンDの服用により骨折リスクが下がっていなかった)。

結論

この結果に基づき研究グループは次のように述べています
「今回の結果からすると、(骨折予防を目的として)高齢者がカルシウムやビタミンDのサプリメントを使用することは推奨されない」