閉経後女性の腹部肥満とガンのリスク

(2019年4月) "Scientific Reports" に掲載されたデンマークの研究で、喫煙歴があるのに腹部肥満(たいこ腹)がある閉経後女性はガンになりやすいという結果になりました。

研究の方法

デンマークに住む閉経後の女性 4,679人を対象に、太り具合を調べたのち12年間にわたりガンになるリスクを追跡調査しました。

結果

BMIを考慮しつつデータを分析したところ、腹部の肥満度が最も高かったグループは最も低かったグループに比べて、ガンになるリスクが50%増加していました。

ガンの種類別

ガンの種類別では、呼吸器のガン(+101%)・胃腸のガン(+55%)・女性器のガン(+95%)で、腹部の肥満度が最も高い場合にリスクが統計学的に有意に(*)増加していました。
(*) CI(信頼区間)が胃腸のガンは 0.99-2.41、女性器のガンでは 0.99-2.41 でしたが、これらについても「統計学的に有意」という表現が用いられています。

喫煙習慣別

喫煙習慣別に分析すると、喫煙歴が無い場合には腹部肥満度とガンになるリスクとのあいだに関係が見られませんでした。 喫煙者では腹部肥満度が高い場合にガンになるリスクが93%増加していました。 過去に喫煙していた者でも同様に90%のリスク増加でした。

過去の研究で、喫煙者は非喫煙者よりもウェスト・サイズが大きいことが示されています。