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ガンに化学療法が効かなくなる理由

(2012年8月) ガン治療のほとんどのケースではガンには化学療法が徐々に効かなくなります。 これがガンの治療を難しくする原因の1つとなっていますが、フレッド・ハッチンソン ガン研究センターによる研究で、ガン細胞が薬剤耐性を獲得する要因が見つかりました。

この研究によると、ガン細胞ではない普通の細胞の一種である線維芽細胞の DNA が化学療法でダメージを受けて、ガンの増殖を刺激する増殖因子(growth factor)を作り出します。

繊維芽細胞の本来の作用は、結合組織の維持・傷の治癒・コラーゲンの生産ですが、それが化学療法によって、固形腫瘍(乳房、前立腺、肺、結腸などのガン)の患者の体内で発ガン促進物質になってしまうというのです。

繊維芽細胞は、化学療法に暴露されると、ある種のタンパク質を大量に作り出します。 そして、このタンパク質が、ガンが増殖し、周囲の組織を侵し、化学療法に耐える原因となります。

今回の研究結果から、このプロセスを阻止して化学療法の効果を向上する方法の発見が期待できます。