乳ガン・皮膚ガン・膀胱ガンに放射線治療と免疫療法の併用が効果的である可能性

(2014年10月) "Cancer Research" 誌に掲載されたマンチェスター大学の研究によると、ガンの放射線療法を免疫療法と同時に用いることによってガン細胞が治療に対する耐性を獲得するのを阻止できるかもしれません。

マウス実験でこれら2つの治療法を併用したところ、放射線療法で殺しきれなかった乳ガン、皮膚ガン、および膀胱ガンの細胞を追い詰めて破壊するのに免疫療法が有効だったのです。 放射線療法を免疫療法を併用したマウスでは、生存率が上昇し、再発が防がれました。

治療法の併用が有効である理由

放射線療法は多くの種類のガンに有効な治療法ですが、放射線療法で殺しきれなかったガン細胞は、細胞表面に存在する PD-L1 というフラグのスイッチをオンにして、人体にとって有害ではないというフリをして免疫系を欺きます。

免疫療法によりこのガン細胞のフラグを遮断すると、ガン細胞が免疫系を欺けなくなるので、免疫系がガン細胞にとどめを刺せるようになります。

研究グループは今後、今回のアプローチの効果を調べる臨床試験を行うことを考えています。