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ガンを予防するための4つの生活習慣

(2017年8月) カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームが生活習慣とガンのリスクに関するこれまでの研究データを整理した成果が "Lancet Oncology" 誌に掲載されています。

身体活動

運動などの身体活動を行う習慣があると大腸ガン・子宮内膜ガン・乳ガンなど10種類超のガンのリスクが低いというデータが存在します。 逆に、座って過ごす時間が長いとガンになるリスクが増加します(†)

(*) 米国立衛生研究所が 2016年に発表した研究では、調査対象となった26種類のガンのうち13種類で運動習慣によりリスクが低下するという結果になっています。

(†) これまでに「最新健康ニュース」で紹介してきた複数の研究でも、座って過ごす時間が長い人は乳ガン・卵巣ガン・子宮内膜ガン・結腸ガン・肺ガンなどになりやすいことが示されています。

食生活

全粒穀物・食物繊維・果物・野菜を積極的に食べるようにするとガンになるリスクが下がると思われます。
全粒穀物・果物・野菜はいずれも食物繊維を豊富に含む食品ですが、食物繊維には強い抗炎症効果があります。 そしてこれまでに複数の研究で、食生活が抗炎症的である人は大腸ガン・乳ガン・膀胱ガン・胃ガン・喉咽頭ガン・腎臓ガンなどになるリスクが低いことが示されています。

飲酒

飲酒により乳ガンのリスクが増加します。 このリスクは、若い頃の飲酒でも年を取ってからの飲酒でも増加しますし、少量の飲酒であっても増加します。
2014年に発表されたメタ分析によると、少量の飲酒による乳ガンのリスク増加は小幅です。

肥満

肥満もガンになるリスクやガンで死亡するリスクが高くなる原因の1つであると考えられます。 子宮内膜ガンや乳ガン(閉経後)は、太っているほどリスクが高くなります。 脂肪肝に起因する肝臓ガン(肝細胞ガン)は、太っている期間が長く肥満度が重度であるほどリスクが高くなります。

WCRF(世界がん研究基金)は、肥満でリスクが増加するガンとして今のところ、食道ガン・すい臓ガン・大腸ガン・乳ガン(閉経後)・子宮内膜ガン・腎臓ガン・肝臓ガンという7種類のガンを認定しています。

また、IARC (国際がん研究機関)が 2016年に発表したレポートでは、結腸・食道・腎臓・乳房・子宮のガンに加えて、胃・肝臓・胆嚢・すい臓・卵巣・甲状腺に生じるガンと髄膜腫(脳腫瘍の一種)と多発性骨髄腫のリスクが肥満により増加するという結論になっています。

過剰な体脂肪は、性ホルモン・炎症・インスリンに作用してガンのリスクを増加させます。