カンナビジオール・オイルが難治性てんかんの発作軽減に効果

(2016年12月) 米国てんかん学会で発表されたアラバマ大学バーミンガム校の研究によると、大麻の成分を含有するカンナビジオール・オイル(CBD)により子供および成人の難治性てんかんによる発作の頻度と重症度を軽減できる可能性があります。出典: CBD oil may reduce frequency and severity of epileptic seizures, according to UAB findings

研究の概要
発作の頻度

子供42人を含む81人の癲癇患者を被験者とする1ヶ月間の試験を行ったところ、CBDによる治療を開始してから1ヶ月で発作の頻度が減少しました。

まったく発作が起こらなくなった患者は9%、発作の頻度が1/4以下になった患者は36%、頻度が半分以下になった患者は58%、4/3以下になった患者は68%でした。

CBDによる発作頻度減少の効果は3~6ヵ月後にも持続していました。

発作の重症度

57人の患者を被験者として行った3ヶ月間の試験では、67%の患者でCBDにより発作の重症度が半分以下に緩和されました。

47人の患者を被験者として行った6ヶ月間の試験では、64%の患者でCBDにより発作の重症度が半分以下に緩和されました。

カンナビジオール・オイルについて

カンナビジオール・オイルは製薬会社が大麻から製造します。 カンナビジオール・オイルの有効成分であるカンナビジオールは大麻から採れますが、カンナビジオール・オイルには大麻の麻薬成分であるテトラヒドロカンナビノール(THC)は微量しか含まれていません。

カンナビジオール・オイルは経口で服用します。 今回の研究によると、適正な用量は子供では体重1kgあたり20mg/日、成人では体重1kgあたり25mg/日です。

カンナビジオール・オイルは、抗凝血剤(ワルファリンなど)や癲癇治療に用いられる一般的な薬と同時に使用すると互いの効果に影響し合う恐れがあります。 したがって、カンナビジオール・オイルは医師の監督の下で使用しなくてはなりません。