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菜種油(キャノーラ油)が腹部の脂肪を集中的に減らしてくれる?

(2016年11月) 腹部の脂肪は落ちにくいことで有名ですが、"ObesityWeek 2016" で発表されたペンシルバニア州立大学の研究によると、菜種油(キャノーラ油)を食生活に取り入れるのが腹部脂肪を減らすのに有効かもしれません。

研究の方法
メタボリック・シンドロームであるか、またはメタボリック・シンドロームの一歩手前である腹部肥満者101人に次の5種類の食用油を取り入れた食生活を4週間ずつ続けてもらいました:
  1. 普通の菜種油
  2. オレイン酸(*)を通常よりも多く含む菜種油
  3. オレイン酸を通常よりも多く含むうえにDHA(オメガ3脂肪酸)まで含んでいる菜種油
  4. コーン油&ベニバナ油
  5. 亜麻仁油&ベニバナ油
(*) 菜種油に含まれる一価不飽和脂肪酸は、ほぼ全てがオレイン酸。

1種類の食用油を4週間続けて次の食用油に切り替える前には、4週間の空白期間を設けて前の食用油の影響と次の食用油の影響が混ざらないようにしました。

摂取方法と摂取量

食用油はスムージーに混ぜて1日に2回摂取しました。 食用油の摂取量は、1日のカロリー総摂取量の18%としました。 スムージーの材料は、オレンジシャーベット100g、無脂肪乳100g、凍らせたイチゴ100gというものでした。

結果
菜種油を取り入れた食生活(*)を4週間続けることで、腹部脂肪が0.11kg減りました。 そうして腹部脂肪が減った分だけ他の箇所の脂肪が増えているということもありませんでした。 つまり、「脂肪が付く場所移動しただけ」なのではなく「脂肪が減った」というわけです。

(*) 上記の1~3のうちのどれなのか、あるいは全てなのかは不明です。 1~3のそれぞれの4週間で0.11kgずつ減ったのかどうかも不明です。

ただ、わずか110gであっても腹部脂肪に限って110g減るのですから、長期間続けられるなら(続けても問題が生じないなら)腹部脂肪対策として有効かもしれませんね。
コメント
研究者は次のように述べています:
「一般的に言って、体の特定の部分を狙って脂肪を減らすことはできませんが、一価不飽和脂肪酸は腹部脂肪に狙いを定めて脂肪の量を減らしてくれるようです」
留意点

一価不飽和脂肪酸を大量に摂る食生活を長期間続けた場合の健康への影響について、今後の研究で調べる必要があります。

また今回の研究には、カナダ農務・農産食品省のほか、菜種や亜麻仁の業界団体が資金を提供しています。