閲覧以外でのコンテンツの利用をお考えの方は引用・転載をするときのルールをご確認ください。
Copyright (c)2013-2017 最新健康ニュース All Rights Reserved.

自家用車で通勤すると太りやすい

(2016年3月) "The Lancet Diabetes & Endocrinology" に掲載された London School of Hygiene & Tropical Medicine(英国)の研究で、自転車・徒歩・公共交通機関で通勤する人の方が自家用車で通勤する人に比べて体脂肪率もBMIも低いという結果になりました。 したがって、通勤・通学に伴う程度の運動量であっても健康に影響するのだと思われます。

研究の方法

英国に住む中高年の男女15万人分のデータを分析しました。

結果
自家用車で通勤するグループと比較して次のような結果となりました:
  • 自転車通勤のグループは、BMIが男性では1.71、女性では1.65低かった。
  • 徒歩で通勤するグループは、BMIが男性では0.98、女性では0.8低かった。
  • 自転車も徒歩も、通勤距離が長いほどBMIと体脂肪率の低下幅が大きかった。
  • 電車やバスといった公共交通機関を自転車や徒歩と組み合わせて用いるグループでは、BMIが男性で1.00、女性で0.67低かった。

年収・居住地域・教育水準・飲酒習慣・喫煙習慣・運動量全般・健康状態・身体障害などを考慮しても通勤手段とBMIとの統計学的な関係は失われませんでした。

解説

今回のデータにおいて、自家用車で通勤している人の割合が60%超であったのに対して、自転車あるいは自転車と徒歩で通勤している人の割合は数パーセントでしかありませんでした。

このように自家用車で通勤する人の数が多いことから研究チームは、自転車や徒歩などによる通勤を政府がインセンティブなどを用いて促進するのが肥満率の低下に有効であると述べています。