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チャイルド・シートの選び方と使用上の注意

(2015年4月) ロヨラ大学(米国)で助教授を努める小児科学専門家 Bridget Boyd 博士がチャイルド・シートの利用に関して啓蒙しています。 出典: Car Seats Save Lives. Is Your Child Safe?

チャイルド・シートの必要性

(米国の場合)子供の身長が144.8cmに満たないと、シートベルトが首とお腹にかかることになります。 その状態で事故が起きると、体の繊細な部分に圧力がかかって脊髄や内臓に重症を負ったり死亡したりする可能性があります。

自動車で移動する距離が短い場合にも、小さな子供を車に乗せるときにはチャイルドシートを使う必要があります。

米国疾病管理予防センター(CDC)の研究によると、チャイルド・シートによって自動車事故における幼児の死亡率が最大で71%低下します。 その一方で、チャイルド・シートの使い方が不適切であるケースが72%にもなります。 チャイルド・シートの使い方を間違えていると衝突事故の際に子供が重症を負うリスクが増加します。

Boyd 博士のアドバイス
子供に合ったチャイルド・シートを
チャイルド・シートは、子供の年齢・身長・体重に見合ったものを用いるようにします:
  1. 2才未満の乳幼児を車に乗せるときには、車の後部座席に後ろ向けに設置するタイプのチャイルド・シートを使います。 チャイルド・シートは製品ごとに身長・体重制限があるので、製品の説明書や注意書きを見て制限を把握しておきましょう。
  2. 2~5才の子供には、車の後部座席に前向きに設置するタイプのチャイルド・シートを使います。 5才を超えるか、チャイルド・シートを使えないほどの体重と身長にまで成長するまでは、自動車の運転中には必ずチャイルド・シートを使うようにします。
  3. 子供がチャイルド・シートを使えないほどに成長したけれどもシートベルトがピッタリ合わないという時期には、後部座席でブースター・シート(Amazon)を使用します。 シートベルトがピッタリ合っているかどうかを判断するには、膝用のベルトが(腹部ではなく)太腿の付け根に来ていて、肩用のベルトが首ではなく胸に来ているかどうかを見ます。
  4. チャイルド・シートやブースター・シートが不要となるほどに子供が成長してからも、13才までは前部座席には乗せないようにしましょう。
チャイルド・シートの設置と使用
  1. チャイルド・シートを設置する前に、チャイルド・シートと自動車の説明書にきちんと読みましょう。
  2. チャイルド・シートを自動車の前部座席に設置してはなりません。
  3. チャイルド・シートが正しく設置されているかどうかを専門家に確認してもらいましょう。 (米国では)大部分の警察署でチャイルド・シートを無料で設置および点検してくれます。
  4. チャイルド・シート設置後に、肩用のベルトが子供の肩の高さに合っていること、そして腰用のベルトと子供の体との間に隙間が無いことを確認します。
中古のチャイルドシート
中古のチャイルドシートはなるべく使わないようにしましょう。 やむを得ず中古のチャイルドシートを使う場合には以下を確認します:
  • そのチャイルドシートが使われているときに自動車事故が起きたことが無い。
  • 全ての部品(説明書を含む)が揃っている。
  • 製造されてから6年未満である。
親が手本を示す
  • 親自身も常にシートベルトを着用するようにします。 ドライバーがシートベルトを着用しないと子供もチャイルド・シートを使用しない傾向にあることが複数の研究で示されています。
  • 飲酒運転をしてはなりません。 自動車事故で子供が死んだケースの2/3超が飲酒運転です。