通勤手段が高血圧・糖尿病のリスクに影響①

自家用車で通勤すると高血圧・糖尿病・肥満のリスクが増加

(2013年6月) "American Journal of Preventive Medicine" に掲載された英国の研究では、自家用車による通勤が最も健康に悪いとされています。

研究の概要
この研究では2万人分のデータを分析しました。 主な結果は次の通りです:
  • 徒歩で通勤する人では糖尿病である率が40%減少していた。
  • 通勤手段が自転車、徒歩、および電車・バスのいずれであっても、自家用車あるいはタクシーによる通勤よりも肥満のリスクが下がっていた。
  • 徒歩で通勤する人は、自家用車で通勤する人よりも、高血圧である率が17%減っていた。
  • 自転車で通勤する人は、糖尿病である率が自家用車で通勤する人の半分だった。
解説

研究グループによると、高血圧・糖尿病・肥満はいずれも心血管疾患の主要なリスク要因であるため、通勤手段として自家用車を使用しないことで心臓発作などの心血管疾患のリスクを減らせる可能性があります。

研究者は次のように述べています:

「この研究では、毎日の生活の中に自然なかたちで取り入れられている運動の効果に着目しました。 通勤手段として徒歩や自転車を用いるのはもちろんのこと、電車やバスを用いるのでさえも、自家用車による通勤よりは健康に良いのです。

国民の健康および自然環境への影響という観点からは、公共交通や、徒歩、自転車による通勤を促進すべくインフラストラクチャーを充実させ、自家用車の使用を防止するのが良いでしょう」