心肺機能が優れている人ほど睡眠の質が良い?

(2014年10月) "Medicine & Science in Sports & Exercise" 誌に掲載されたジョージア大学の研究によると、心肺機能と睡眠の質のあいだに関係があるかもしれません。

この研究では、20~85才の男女8千人超を 1971~2006年まで追跡調査したデータを分析しました。 研究開始の時点で睡眠障害がある人はいませんでした。

心肺機能の測定はトレッドミル(ベルトランナー)を用いて、数年の期間を空けて計4回行われました。 参加者の大部分は、年を取るほどに心肺機能が衰えてゆきました。

51~56才のあいだにトレッドミルで走れる時間が1分短くなるほどに、睡眠トラブルが生じている率が、男性では1.7%、女性では1.3%増加していました。

さらに、2回目や3回目の心肺機能測定の時点では、トレッドミルで走れる時間が1分短くなるごとに睡眠トラブルが生じている率が8%ほど増加していました。

運動習慣が無い場合、45才あたりから心肺機能が衰え始めます。 心肺機能を維持したい場合には、中強度の運動(速いペースでのウォーキングなど)であれば1週間あたり150分、高強度の運動(ジョギングや、自転車、水泳)であれば1週間あたり75分を目安に運動すると良いでしょう。

研究者は次のように述べています:

「運動をしていれば睡眠トラブルが必ず治るというわけではありませんが、運動によって睡眠トラブルが生じるリスクが減るとは言えそうです」