心臓病や脳卒中の恐れがある中高年者は食物繊維を摂るとよい

(2016年6月) "British Journal of Nutrition" に掲載されたスペインの研究によると、心血管疾患(心臓病や脳卒中)になるリスクが高い中高年者は食物繊維を積極的に摂ると良さそうです。出典: Association between dietary fibre intake and fruit, vegetable or whole-grain consumption and the risk of CVD...

研究の方法
心血管疾患のリスクが高いけれども心血管疾患を患ってはいない55~80才の男性と60~80才の女性あわせて 7,216人の食物繊維摂取量を最大で7年間にわたって毎年調査し、この7年間における心血管疾患(*)の発生状況と照らし合わせました。
(*) この研究では、心筋梗塞・脳卒中・心血管疾患による死亡の3つ。
結果

野菜と果物で食物繊維を摂る量が多い人は心血管疾患になることが少なくなっていました。 研究チームの計算によると、果物と野菜を毎日9食分以上食べる場合には、5食分/日未満しか食べない場合に比べて心血管疾患のリスクが40%低くなります。

補足
「1食分」の量

カナダのガイドラインになりますが、大半の果物や野菜の1食分は半カップ(125ml)です。

野菜と果物の推奨摂取量

日本の「食事バランスガイド」では、1日あたり野菜を350gと果物を100gほど(併せて7食分ほど)食べることが推奨されています。

米国の食事ガイドラインでは、年齢や性別に応じて毎日、野菜を3~5食分および果物を2~4食分食べることが推奨されています。
したがって、心血管疾患のリスクが高い人が心血管疾患を予防するには、世間で一般的に推奨される摂取量よりも多く野菜と果物を食べると良いということになります。