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心臓病や脳卒中の予防に役立つ食物繊維と、そうでもない食物繊維

(2016年11月) "Nutrients" 誌に掲載されたシャヒード・ベヘシュティー医科学大学(イラン)の研究によると、食物繊維が心血管疾患(心臓病や脳卒中)の予防に有効かもしれません。

研究の方法

心臓疾患の病歴がない平均年齢38才の男女 2,295人(男性43%)を対象に、食生活に関するアンケート調査を実施し、その後4~6年間ほどにわたり心血管疾患の発生状況を追跡調査しました。

こうして得たデータを各種の食物繊維の摂取量に応じて3つのグループに分けて、グループ間で心血管疾患のリスクを比較しました。 データの分析においては、心血管疾患のリスクに影響する様々な要因を考慮しました。

結果
各種の食物繊維トータルの平均摂取量は1日あたり23gでした。 食物繊維の摂取量がもっとも多いグループは摂取量がもっとも少ないグループに比べて、次のように心血管疾患のリスクが下がっていました:
  • 水溶性食物繊維: 81%のリスク低下
  • 不溶性食物繊維: 69%のリスク低下
  • 食物繊維トータル: 61%のリスク低下
食品別
心血管疾患のリスクが下がっていたのは、豆類・野菜・果物に由来する食物繊維でした。 穀類ナッツ類に由来する食物繊維と心血管疾患のリスクのあいだには関係が見られませんでした。