ココアに似ているけれど、もっと健康的かもしれないイナゴマメ

(2015年11月) "Comprehensive Reviews in Food Science and Food Safety" に掲載されたカーティン大学(オーストラリア)などの研究で、イナゴマメという食品の健康効果が調査されています。

イナゴマメとは
イナゴマメは地中海を原産地とする Ceratonia siliqua L というマメ科植物の種子で、ローストしたものを粉にしてココア・パウダーと同じように使用します。 香りもココアに似ています。 イナゴマメにはそもそも糖分が多量に含まれているので、使用時に砂糖を入れる必要がありません(入れるにしても少量)。
イナゴマメは地中海地方では古来より食用に用いられてきました。 イナゴマメの主な産地はスペイン、イタリア、ポルトガル、ギリシャ、モロッコなどです。
イナゴマメの成分

イナゴマメの成分としては糖分(大部分がショ糖)が最も多く成分の45~52%を占めています。 次いで多いのが食物繊維で、最大40%程度になります。 脂肪分は0.6%とごく僅かです。 参考までに、ココアに含まれている食物繊維と脂肪分は5%と23%です。

ポリフェノール類(没食子酸・フラバノール類・タンニンなど)の含有量は1.4~2%です。 イナゴマメはイノシトール類(*)も他のマメ科植物よりも豊富に含んでいます。
(*)糖尿病・肥満・アテローム性動脈硬化・高血圧などへの効果が期待されています。

イナゴマメはチョコレートやコーヒーと違って、シュウ酸(腎結石の原因となる)やカフェインはほとんど含んでいません。

期待される健康効果
イナゴマメの成分には抗酸化・抗炎症作用があり、 高コレステロール血症・糖尿病・心臓病・大腸ガンのリスク低減やダイエットに有効だと思われます。 賞味期限を延ばすための食品添加物としてもイナゴマメの成分を利用できる可能性があります。