野菜や果実をよく食べる人は肌が黄金色で魅力的に見える

(2013年12月) "Royal Society journal Biology Letters"に掲載されたケンブリッジ大学などの研究によると、野菜や果物を食べる量を増やすと魅力がアップします。

これまでの研究で、緑黄色野菜をよく食べている人では、緑黄色野菜に含まれるカロテノイド(黄色や、オレンジ色、赤色の色素)のために肌が黄金色を帯びて見えるようになることが示されていますが、今回の研究で、このような黄金色の肌が人の目に魅力的に映ることが示されたのです。

研究の方法
まず、20人の白人男女の写真に手を加えて次の4つのバージョンを作りました:
  1. 野菜や果実をたくさん食べるので肌が黄金色に輝いている人の写真
  2. 野菜や果実をほとんど食べないので肌の色が不健康に見える人の写真
  3. 人の顔とわからないほどに画像に手が加えられているが、肌の色が黄金色であることだけはわかる写真
  4. 人の顔とわからないほどに画像に手が加えられているが、肌の色が不健康であることだけはわかる写真

そして、被験者たちに4つのバージョン(20人×4種類=80枚)の魅力度を評価してもらいました。

結果

人の顔とわからない写真(3と4の比較)では、黄金色と不健康な色とで魅力度に違いはありませんでしたが、人の顔(1と2の比較)では、黄金色のほうが魅力的であると明確に評価されました。

解説

今回の結果から、ヒトにとって黄金色が魅力的なのではなく肌が黄金色に輝いている人が魅力的なのだと考えられます。

カロテノイドには免疫力を強化する作用があります。 カロテノイドの含有量が多いのは、ニンジンだけではありません。 果物や緑色の野菜にも豊富に含まれています。

カロテノイドによる魅力アップ効果は、野菜や果実を食べる量を少し増やすだけでも現れます。 同じ研究グループが行った過去の研究によると、1日に食べる野菜または果実の量を1~2食分増やすだけで、4週間後には目に見える違いが出始めます。(研究者は、1種類を続けるよりも、様々な野菜・果実を食べることを推奨しています)

日焼けしたブロンズ色の肌が日焼けしていない肌よりも好まれることが過去の研究で明らかになっていますが、研究者によると、カロテノイドによる黄金色の肌は、日焼けによるブロンズ色の肌よりもさらに魅力的であると考えられるそうです。

日焼けした肌よりもカロテノイドによる黄金肌のほうが魅力的

"The Quarterly Journal of Experimental Psychology"(2014年8月)に掲載された研究では、日焼けした肌の色よりもカロテノイドによる肌の色のほうが魅力的だという結果になっています。

この研究では、インターネットを介して3つの実験を行いました。 最初の2つの実験では、メラニン色素とカロテノイド色素それぞれ60人の被験者に顔の画像を見せて、色素が薄い顔と濃い顔とどちらが魅力的であるかを尋ねました。

1つ目の実験はカロテノイド色素の色を用いて行い、被験者の86%が「色素が濃いほうが魅力的だ」と回答しました。 メラニン色素(日焼け)の色を用いて行った2つ目の実験でも、被験者の78.5%が「色素の濃いほうが魅力的だ」と回答しました。

3つ目の実験では、メラニン色素で色が濃い顔とカロテノイド色素で色が濃い顔と、どちらが魅力的かを尋ねました。 その結果、75.9%がカロテノイド色素で色が濃い顔のほうが魅力的だと解答しました。