手根管症候群とは

手根管症候群とは手根管に生じる神経障害のことで、圧迫性ニューロパチーの一種です。

手根管症候群は手根管(手首の中央から手の平に通じているトンネル。トンネルの中には神経や腱が通っている)の中を通っている正中神経が圧迫されるのが原因で生じると考えられていますが、その原理は完全には解明されていません。

手根管症候群のリスク要因として知られているのは糖尿病・肥満・妊娠・甲状腺機能低下などのほか、過酷な手作業や振動する器械を用いた作業などです。 キーボードを打つなどの小刻みな動作を繰り返し行うのが原因だという説もありますが、この説に科学的な根拠はほとんどありません。 これらの後天的な要因以外に、手根管症候群には遺伝子的な要因も関与していると思われます。

手根管症候群の症状は、指や手の痛みやピリピリ感のほか、手や手首に力が入らないなどで、症状が重い場合には手を思うように使うことが出来なくなります。

手根管症候群の罹患率は6%ほどで、女性や45~60才の男女に多く見られます。