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ニンジンに乳ガン予防の効果?(メタ分析)

(2018年9月) "Medicine" に掲載されたメタ分析によると、ニンジンに乳ガン予防の効果が期待できるかもしれません。

メタ分析の方法

ニンジン摂取量と乳ガンのリスクとの関係を調べた10の研究論文(*)のデータを分析しました。 データに含まれる人数は合計14万人超、乳ガンの症例数は 13,747件でした。
(*) 2017年9月までに発表されたもの。 2つがコホート研究で、残りの8つはケース・コントロール研究。

結果

ニンジンの摂取量が多い(あるいは頻度が高い)場合には少ない(あるいは頻度が低い)場合に比べて乳ガンのリスクが21%低いという結果でした。

ニンジン摂取量と乳がんリスクとの関係は、コホート研究よりもケース・コントロール研究(研究デザインの信頼性が比較的低い)で明確でした(2つのコホート研究それぞれでは、統計学的に有意な結果となっていません)。

解説

研究グループは「ニンジンが乳ガン予防に有効であるのはあり得る」と述べています。 そして、その理由としてニンジンの成分であるカロテノイド類・ビタミン類・フェノール化合物を挙げています。

特にカロテノイド類に関しては、摂取量の多さと乳ガンリスクの低さとの関係を示す疫学的研究が複数存在しますし、細胞実験でも、βカロテンやルテインなどのカロテノイド類にフリー・ラジカルの中和・(ガン細胞の)増殖阻害・(ガン細胞の)アポトーシス誘導・(腫瘍における)血管新生の抑制といった効果のあることが示されています。