ビタミンCを豊富に含む食事が白内障の予防に効果

(2016年3月) "Ophthalmology" 誌に掲載されたキングズカレッジ・ロンドンの研究によると、ビタミンCを多く含む食事が白内障の進行抑制に有効かもしれません。

研究の方法
英国在住の双子(*)の女性324組の10年分(平均で60~70才の時期)の眼の写真と食事に関するアンケート調査の結果を用いて、ビタミンC摂取量と白内障の進行状況との関係を調べました。
(*) 遺伝子がよく似ている。
結果

食事によるビタミンC摂取量が多いグループは摂取量が少ないグループに比べて、白内障が進行するリスク33%低く、10年後の時点で眼の水晶体が比較的曇っていませんでした。 ただし、ビタミンCのサプリメントでは白内障が進行するリスクは低下していませんでした。

この研究ではさらに、白内障の進行に関しては遺伝子的な要因よりも環境的な要因(食生活など)の方が大きくいことも明らかになりました。 研究チームの計算によると、白内障の進行に影響する要因として遺伝子が占める割合は1/3程度です。

解説

白内障とは眼の水晶体が酸化により曇った状態のことで、老化の一部として自然に生じます。 水晶体がビタミンCを大量に含み抗酸化効果を有する液体に浸かっていることから、ビタミンCが白内障の予防に有効なのではないかと期待されています。

ヒトは猫と違って体内でビタミンCを作れないため、食事によりビタミンCを得るしかありません。ビタミンCは野菜や果物に含まれています。