猫は飼い主であっても撫でられるとストレスを感じる

(2013年10月) "Physiology & Behavior" 誌に掲載された英国の研究によると、猫は飼い主であっても触られるとストレスになります。

この研究で、飼い猫の糞に含まれるストレス・ホルモンを分析して、飼い主に触れられたときに猫が感じるストレスを調べたところ、四六時中体に触れられるのを喜ぶ猫はおらず、撫でられるのを嫌がる猫と、撫でられるのを我慢する猫しかいませんでした。

そして、大人しく撫でられている猫ではストレス・ホルモンの量が顕著に増加していました。 したがって、撫でられるのを嫌がる猫よりも、大人しく撫でられている猫のほうがストレスが大きいと考えられます。
わたしも猫を飼っていますが、撫でるときに心の底から「可愛い」と思ったり、「元気になあれ」と強く念じつつ撫でるとゴロゴロといいます。 挨拶代わりに触るのは嫌がります。

この研究では、他にも次のことがわかりました:

  • 猫を何匹も飼っていても、それ自体が各猫のストレスの原因にはなるわけではない。
  • 2才以下の猫の場合には、他に飼い猫がいるほうがストレスが少ない。

「猫は野生の状態では群れで暮らす動物ではないので、1つの家で何匹も飼うのはストレスになる」という主張がありますが、今回の研究によると必ずしもそうとは言えません。

研究者によると、複数の猫を飼っている場合には、エサ、水、そしてトイレの場所を他の猫と共有したいのか、それとも自分専用の場所を確保したいのかを、各猫に選ばせてあげるのが良いそうです。