コーヒーの成分「クロロゲン酸」に肥満の弊害を抑制する効果?

(2014年11月) "Pharmaceutical Research" 誌に掲載されたジョージア大学の研究(マウス実験)で、コーヒーに含まれるクロロゲン酸(CGA)という成分に、肥満を抑制するだけでなく、インスリン抵抗性を減らしたり、肝臓における脂肪の蓄積を防いだりする効果まであることが示されました。
インスリン抵抗性を放置していると2型糖尿病になりますし、肝臓脂肪を放置していると肝機能の低下につながります。 CGA はコーヒーに豊富に含まれているほか、リンゴや梨、トマト、ブルーベリーなどの果物・野菜にも含まれています。
研究の概要

マウスの一群に高脂肪食を与えつつ、CGAの溶液を週に2回注射するという実験を15週間にわたって行ったところ、CGA の注射によって体重の増加が抑制されただけでなく、正常な血糖値と肝臓組成(liver composition)の健康も維持されました。

コメント
研究者は次のように述べています:
「CGA は強力な抗酸化物質であり炎症を減らす作用があります。 肥満に起因する疾患の原因が慢性炎症であることは多くの研究で示されているので、慢性炎症をコントロールできれば肥満による悪影響の一部を相殺できると期待されます」
ただし研究者によると、肥満による健康リスクを減らすのに必要なのはあくまでも適切な食事と運動習慣で、コーヒーを大量に飲んでいれば不健康な生活習慣を続けれるというわけではありません。 今回マウスに注射された CGA の量は、通常のコーヒー飲用で摂取できる量よりも遥かに大量でした。