咀嚼能力の無い高齢者で認知症リスク増加

(2012年10月) "Journal of the American Geriatrics Society" に掲載された Karolinska Institutet(スェーデン)で行われた研究によると、咀嚼(食べ物を噛む)能力に問題のある高齢者では認知症のリスクが増加する可能性があります。

研究の概要

77歳以上の高齢者557人の咀嚼能力と認知機能を分析したところ、リンゴのように固い食べ物を噛めない人たちにおいて記憶力・判断力・問題解決能力などの認知機能が損なわれるリスクが増加していました。 この結果は、年齢・性別・教育水準・精神衛生などの要因を考慮したうえでのものです。

解説

歯がほとんどあるいは全く無いと咀嚼が困難になります。 そして、咀嚼をしないために脳の血流量が減少します。

過去の複数の研究でも、歯が無いのが認知機能の衰える主因であって歯が無いと認知機能のリスクが増加することが示唆されています。